大正・明治の時代を支えた、花街文化と大阪の錚々たる要人や賓客。華やかな時流の中で、贅と技を極めた大和屋の料理の足跡を辿ります。
What supported the Taisho and Meiji era is key persons of politics and business circles and HANAMACHI culture. Our cuisine has entertained such a cultural people.
お茶屋として前例のない、鉄筋コンクリート造りで、室内は
すべて和風の数寄屋造り。へらへら踊りが名物となる。
官休庵 中川宗匠による数寄屋普請は大阪随一と賞賛され、内外
賓客の接待に寄与する。
この年、大和屋の能舞台が南地 大和屋新改築時に設けられました。
開店披露を兼ねた「能舞台披き」は、NHKの宮田輝アナウンサー
司会のもと、梅若流宗家梅若六郎氏や、十一世 市川團十郎氏が舞い、
地方を古典萩江節宗家・萩江露友が務めるなど、東西政財界の名士
で賑わいました。
また、新年の重要な行事であった始業式は、十日戎の終わった
1月14日前後に今宮戎神社から祭神を迎え、宮司が始業式の祭儀
を執り行い、この能舞台で行われてきました。